実は化粧品の原価って馬鹿みたいに安いんです

今ではそこそこ有名になりましたが、入社当時はまったく無名の化粧品会社に30年ほど勤務していました。
今では、ほぼ日本全国県庁所在地や主要都市の百貨店に直営店を出店しているまでに大きくなりましたが、化粧品業界ではまだまだ新参という某化粧品会社です。
小さな会社ゆえ、いろいろな部署に配属になりました。
そのため商品の企画からマーケッティング、製造、販売、そして広告などほとんど経験をしてきました。

その中で一番印象に残っているのは化粧品の原価ってすごく低い、ということです。
たとえば10,000円の美白クリームを発売したことがありましたが、その商品原価は原料、容器や紙パッケージを含めてもわずか1,800円程度なのです。
これは大手化粧品メーカーであっても同じことが言えるのです。



化粧品が高い本当の理由

では、原価の安い化粧品がなぜ高くなるのでしょう?
一番の理由は人件費です。
大手化粧品メーカーはこぞって百貨店に直営店を出し、自分のところでトレーニングしたスタッフを配置して自社化粧品を販売します。
当たり前のようですが、これが大きなコスト負担になります。そしていわゆる家賃です。
百貨店の場合「売り仕」といって、売れた分の10%〜30%が家賃として取られます。
因みに、このパーセンテージの幅は百貨店と化粧品メーカーの力関係で決まります。

次に大手メーカーの商品代金に含まれているのが広告費です。
一番コストがかかるのがテレビCM、ついで雑誌です。
最近では地下鉄の1編成丸々化粧品会のCMトレインというのありますね。
さらにネット広告。これやすべて含めると数億円単位というのが相場です。

大手化粧品が高いという理由がこれでお分かりだと思いますが、もう1つ大きな理由があります。
それは「安いと売れない」ということです。
たぶん皆さんも経験があると思いますが、だんだん高い化粧品を勧められたりしたことありませんか?
これは同姓に対する優越感を煽るという、女性心理をうまく突いている大手化粧品メーカーの戦略なのです。
誰でも今使っている化粧品より安いのを使うのは抵抗がありますよね。



自分に合った化粧品を選ぶのが一番の近道

当時勤務していた化粧品会社には不定期な「抜き打ち検査」というものがありました。
どういうことかといいますと、化粧品の勉強のために直営店スタッフが定期的に本社に来るのですが、その際いきなりバッグの中身を検査されるのです。
その理由は「自社以外の化粧品を使っていないか」を調べるためです。
もちろん自社化粧品の割合が多いのですが、面白いことにスタッフが使っている他社化粧品で一番多かったのがフェイシャルではSK-II、次いでドモホルンリンクルです。
色物では圧倒的にシャネルですね。
スキンケアでSK-IIやドモホルンリンクルを持っていたスタッフのその理由は「ヒリヒリしたり、かぶれたりしないで自分に一番合っているから」でした。

これってすごく大切なことですよね。
そのときの自分の肌に一番合う、ということは最大のエイジングケアなのです。
エイジングケアというと「若返り」と勘違いされる方もいますが、本当のエイジングケアというのは「年齢相応の肌をキープ」すると言うことなのです。

広告費や人件費をかけない名も無い小さなメーカーながら、とても良い商品を発売している化粧品メーカーはたくさんあります。
安くても良い化粧品もたくさんあります。
ここでご紹介している化粧品もその1つ。
自分の肌に合った化粧品を探してみませんか?



同窓会というのは懐かしい皆に会えるので楽しみでもあるけれど、不安でもあったりします。
卒業してから時間が経てば経つほど、その不安が大きくなります。

その理由はいくつかありますが、今の自分の容姿に自信が無いことが喜び勇んで同窓会に出席したくないことではないでしょうか?

ほかの人より老けていたらどうしよう
皆んな高い化粧品を使ってるんだろうな
最近、シミやしわが増えてきたし
ほうれい線も目立ってきた
エイジングケアもしていないし
先生と間違えられたらどうしよう

春夏秋冬、着ていく服も迷ってしまうし
同窓会の会費も高いような気がする

でも、昔好きだった人も来るかもしれないし
わくわくもするけど、ドキドキもする

そんな同窓会だけど、行きたいし、行きたくもない。

年度末に確定申告